ニューラルネットワーク

学生の頃、ニューラルネットワークの研究をやっていたのだ。
こいつは、簡単に言うと、生物の神経系を模してつくられる学習装置のようなものなのだが、オイラはそいつを使って、視覚認識の研究をやっていた。1枚の白黒写真から、元の立体構造を復元させる研究。
で、何故にいきなり、ニューラルネットワークなんかの話をするのか?
前の記事の中で、「ゆとり」って話を書いたが、ニューラルネットワークの特長にも、頑健性ってのがあったなぁってのを、ほぼ10年ぶりにふと思い出したのだ。
ニューラルネットワークにある程度学習をさせると、例えば、「赤」、「丸」、「果物」という入力を与えた場合、「リンゴ」というような出力を返すようになる。
で、その学習が、ある程度収束すると、学習させた回路の一部を壊してしまっても正しく答えを返すのだ。回路の部分部分に、固有の情報を持っているのではなくて、全体に分散して記憶が収められているからなのだが。
ある組織や、プロジェクトの中で、誰か一人が欠けてしまうと、どうしようもなくなるような状況ってありがちだが、全体の状況を、組織全体にうまく馴染ませて、ロバストな組織、プロジェクト運営をしなければいかんなぁと思ったのだった。
では、どうやって、組織全体で組織知とでも言うべきものを管理していくかというと、会議だったり、メーリングリストだったりしたわけですよね。
で、今までも色々なところで語られてきたのかもしれませんが、ブログを使うっていうのは、やはり結構、有効なのかもしれません。
ナレッジ・マネジメントといった「管理」を考えた時にも、ブログのようなツールをプロジェクトメンバーに与えて、知の自己組織化を促すというのも一つの手法になり得るのかな・・・、と考えてみたりして。
うーん、本当は過剰学習について書こうと思っていたのだが、疲れたので、この次にしよう。

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コメント

  1. 老眼のITC より:

    おいらも過剰学習だ。・・・なんてことを、死ぬまでに一度くらい言ってみたい。(^_^;)

  2. 過剰学習

     以前、ニューラルネットワークって記事の中で、過剰学習について書こうと思っていた