テスト

 開発にはテストが付き物だ。
 オイラは学生時代、テストは、そんなに嫌いじゃなかったが、システム開発のテストは、正直言って、あまり好きではない。
 学生時代の試験も、嫌いな人は嫌いだろう。
「え~、テスト~?」
ってな感じで。
 オイラの場合、テストは、どちらかというとゲーム感覚だった。
 数学や物理といった理系科目は、パズル系の感覚だったし、歴史なんかだとクイズをやっている感じだった。
(ちなみにオイラは、日テレの『高校クイズ選手権』に3回出てます。3回とも予選落ちでしたが(笑))
 それに比べて、システム開発のテストって、何だか楽しみが無い。
 何でだろうな?テストが楽しく実施されるためには、何が必要なんだろう?
 取り敢えず、思いつくままに書いてみる。
 まず、システムが正しく動くことによって、どのようなメリットがあり、テストを行うということの重要性を認識してモチベーションを上げる。
 …あたりまえだな…。
 テストをすることは、生産物の品質を上げるという目的を達成するために実施されるが、まともなテスト計画が立てられずに、やみくもにテストを実施するようなプロジェクトがたまにある。
 …これは、つらいな。どうしたら、品質が保証されているかという評価基準が無いからな…。
 大抵、地味~な作業である(笑)。
 …なるべくツールを使うようにすべきか。
 まあ、きちんとテスト計画を立てて、評価基準を出し、システムの最終形を見据えてモチベーションを上げる。ついでに人手をかけなくて良いところは、出来るだけ自動化するってことか。
 ちなみにXP(エクストリームプログラミング)なんかでは、テストは中心的なプラクティスになっているみたいですね。
プロセスに組み込んでしまって、なるべく気持ち良く試験できるようにしているとか…。
 でも、以前の記事でも書いたことがあるが、XPを実際に使っている企業は5%以下しかないらしい。オイラも使ったことが無いんで、想像でしかいえないのだが、結構、良さげな方法論だと思うんですけどね。
 あと、言えるのは、テスト技法なんてのは、本来、ソフトウェア工学的に決められるものであって、経験則で「こうすべき」なんて感じで決めてしまってはまずいものだと思う。しかし、そんな感じで、職人的にテスト計画を立ててしまっているプロジェクトって多いんじゃないかな?自覚してないかもしれないけど。
 その辺が、インドや中国に比べて、CMMレベルが高い企業が少ない理由のひとつになっているのかもしれない。

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