子供とインターネット

 皆様、こんにちは。ひでぽん@まじめもーどです。
 はり~隊長に促されて、こんなこと書いてます。
 え~、先日ITC仲間で呑みに行って、先日の長崎の事件絡みで、子供に使わせるインターネットに規制をかけるかかけないかっていう話になりました。
 オイラは、基本的には規制はかけなくても良いと思っています。
 …というよりは、かけられないと思っていると言うべきか。
 もちろん、成長過程にある子供にとって好ましくないものはあるとは思うのですが、それに対して、どう対処していったら良いかということを教えていくべきだと思うのです。
 ちょうど、先日、いのっちさんのブログで「他人と過去は変えられない」という記事が載っていました。
 ネットワークの使用を一時的に制限しても、ネットワーク越しの他人の行動は変えられませんよね。
 それよりは、まず、自分自身がどのように行動するかを教える方が、重要だと思います。
 何だか、インターネットというキーワードだけが取り上げられて、悪者になっているような気がしますが、本質的な問題点はどこにあるのかということを論議しなければなりません。
 例えば、「旅の恥は掻き捨て」などということを昔からよく言いますが、これは、インターネットの匿名性にも通じるところがあるでしょう。
 面と向かっていえないことも、相手の顔を見ないでなら言えるというのは、電話や手紙だって同じです。
 文字によるコミュニケーションというのも、昔から手紙を使いますよね。
 インターネットって、どこが問題なんでしょうか?
 結局、それを使ってのコミュニケーション能力、あるいは情報の取捨選択能力の未熟さが問題なんじゃないでしょうかね?
 逆に言えば、それらをきちんと育んでおけば、インターネットだけではなく、リアルな世界でも、適切な対処が取れるようになるのではないかと考えています。
 そういった、本質的な面から考えなければ、何か事件が起こるたびに、その場しのぎの対応しかとることが出来ないのではないでしょうか?
 短期的なものの見方だけではなく、中長期的な視野に立って、これからの社会を良くして行かなければなりませんね。

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コメント

  1. 老眼のITC より:

    「旅の恥は掻き捨て」
    うん、その通りである。やはり近傍では恥かしい助平はできない。遠方に出張旅行したときにこそ「恥のピラミッド」が形成されて実行可能となるのである。

  2. 老眼のITC より:

    「子供に使わせるインターネットに規制はかけなくてよい」
    うん、その通りである。高校生はバイク禁止という学校が多いが、現実には学校の外でバイクに乗って事故を起こすのである。
    逆にある高校では学校自体がバイクの指導を積極的に行い、バイクでの通学も許可している。これが事故を防止するための正しい方法である。
    何事も無理に表で禁止すれば裏で実行される。このため「旅の恥は掻き捨て」現象が起こるのである。

  3. ひでぽん より:

     「旅の恥は掻き捨て」ってのは、個人の品性の問題だと思うのです。
     普段の自分の枠を取っ払って、冒険にチャレンジしてみやすくなるという面もありますが、逆に「ちょっとくらい悪いことしても知っている人がいないし、いいよな」という悪い面の方が多いと思います。
     これは、個人の評価が、自己評価よりも他人の目を気にするという(日本人的な)ことが大きく影響しているでしょう。
     自我の確立というのが、しっかり出来ていないということも出来ると思います。
     新興宗教や何とかセミナーにはまってしまうのも、そういうことが影響しているところもあるのかな?
    …考え出すと、根は深そうだ。
     ネットの中の匿名性だって、メリット・デメリット両方あって、うまく使うべきだと思うし、その有効利用の方法も、教育の中に組み込んで行くべきだと思うんですよね、ホントは。
     オイラなんか、実名でブログ書いてるけどさ。

  4. りお より:

    >インターネットって、どこが問題なんでしょうか?
    >結局、それを使ってのコミュニケーション能力、あるいは情報
    >の取捨選択能力の未熟さが問題なんじゃないでしょうかね?
    そうですよね。
    インターネットって、ツールの一つであって。これに振り回されるかどうかはまた別の議論のような気がします。
    取捨選択を親が規制することで、解決できるというものではないですしね。
    難しい問題ですね。

  5. ひでぽん より:

    りおさん、コメントありがとうございます。
    >取捨選択を親が規制することで、解決できるというものではないですしね。
     自分としてはそう思っていますが、それは規制すべきだという考えがあっても良いとは思うのですよ。
     ただ、そうであれば、感情論に走ってはいけないし、どこまで、いつまで規制するかとか、やっぱり色々と考えなければいけないところは出てくると思います。
     規制するなら規制するで、半端な規制では済まなくなるような気がしてます。

  6. orataki より:

    ひでぽんさん。oratakiです。
    基本的にはインターネットへのアクセスは規制をかけてもしょうがないと思いますし、現実的には規制を掛けられないと思います。個人レベル的には変な規制をかけずに、なすがままでよいと考えています。
    長いスパンで時代を俯瞰してみるならば、現在はインターネットによるパラダイムシフトの時代です。その過程で紆余曲折があるのは致し方のないこと。子供がインターネットをやると殺人を犯しやすくなるということもないと思います。それほど人間は適応性がないわけではなく、やがて順応してゆくものだと思います。
    健全な子供を育てるのは親の務めですが、インターネットをどう使うかの教育ではないと思ってます。親子がどう向き合うかで決まるんじゃないでしょうか。
    今回の事件は不幸で悲しいことですが本質はインターネットとは次元が違うところに原因があるような気がしてなりません。

  7. 世祓い より:

    子供のネット使用

    先日の呑みの席で、子供のインターネット使用を規制するかどうか議論になったのだが、これについてひでぽんが書いていた(ってか書かせた)ので Trackback して…

  8. ひでぽん より:

    oratakiさん、おはよーございます。
    >健全な子供を育てるのは親の務めですが、インターネットをどう使うかの教育ではないと思ってます。親子がどう向き合うかで決まるんじゃないでしょうか。
     同感です。
     ヒステリックにインターネットという仮想敵を叩くことで安心しちゃうんでしょうか?
     記事中にも書きましたが、もっと本質の部分を見極めなければ意味が無いと思ってます。

  9. 老眼のITC より:

    ええっと、どういう形で報道すれば視聴率が稼げるか。その一点に尽きると思われる。そのためには、やはりインターネットを問題視するのが手っ取り早い。