アカハラ

<体罰>居眠りの生徒にカッター渡し血の反省文 福岡の高校

 最近、アカハラ(アカデミック・ハラスメント)とか、パワハラ(パワー・ハラスメント)とかが、よく話題に上る。
 何で、こんなことするかねぇ…?
 オイラに権限があったら、こんな教師は懲戒免職だね。
 生徒に対して、腫れ物に触るような態度を取れなどと言うつもりは毛頭無い。
 愛情から、生徒の悪事に対して手が出てしまうことだってあるかもしれない。
 でも、これって居眠りでしょ?
 ひょっとして、大いびきかいて、周りが大迷惑していたのかもしれないが(笑)、それでも、生徒が居眠りしていた原因が何なのか、この教師は考えなかったのかな?
 はっきり言って、「授業がつまらなかった」からじゃないの?
 少なくとも、授業料を取っている以上、生徒はお客様という意識を持って、授業をしなければならないと思うし、実際、予備校では、その辺はシビアで、生徒が集まらない講師はクビだよね。
 ましてや、教師側からカッターナイフを渡しておいて、
「事の重大さを分かってほしかったが、まさか本当に血で書くとは思わなかった」
 って、何なのさ?って感じ。アナタはアホですか?
 問題点は2つある。
 まず、教師が自らの指導能力を棚にあげ、生徒側に責任を転嫁していること
 2点目は、自分の生徒に対する言葉が、相手に対してどのような影響を与えるかと言うことに対する思慮の浅さ
 オイラは、中学校の頃、授業を受け持ってもらった、ある先生に結構影響を受けていると思う。
 その先生は、ちょっと変わった経歴を持っていて、確か、大学院(教育学部じゃありません。大学名は知ってるけど、ここでは秘密)を出た後、新聞社に入って、しばらく記者をしてから、教員採用試験を受けて先生になった人でした。
 教師になったときは、もう30歳を過ぎていたはずだ。
 とても優秀な先生で、授業も面白く、授業中の雑談なんかも、とても面白かった。
 生徒が少しぐらいうるさくても、あまり怒ったりしなかったが、授業以外のことでは厳しい面もあった。
 それについての彼の考え方は、単純明快で、授業中に騒がしかったり、居眠りをしていても、それは授業を行っている自分の責任だが、授業に遅れてきて居直ったりするのは自分の責任ではないから、叱るし怒るというものだった。
 自分の責任範囲を自分の中で明確化して、きっちり責任も取れる良い先生だったなと今でも思う。
 今回のことって、単純に、相手(生徒)の立場に立ったら、どうなのかってことに頭が回れば、こんな行動には出ないと思うんですけどね。

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