【書名】自由自在に自分を操る!1分催眠法
【サブタイトル】ビジネス・人間関係でも効果抜群
【著者】矢澤フレイ伸恵
【出版】すばる舎
【発行】2013.09.08
「意志が弱い人でも身体が勝手に動く!」という帯が付いていたのに惹かれて購入しました。
いろいろな人の話を聞いたり、本を読んだりして、最初のうちはモチベーションが上がりますが、なかなか長続きしないということも多いです。
自分としては、「まずはやってみる」ということを心がけるようにはしていますが、最初の一歩にエネルギーが必要だということは自覚しているので、少しでもそれがスムーズに行くことを期待してこの本を読んでみました。
目的としては、
- モチベーションを上げる
- 生活習慣を変える
という2点。
本の流れは、「催眠の概要」から、その効果、そして、具体的な方法・テクニックへと移っていきます。
まず、催眠というか、この本のテーマでもある「1分催眠法」では、「意志の強さは無関係」ということが書かれています。これは、僕のような意志の弱い人間にはありがたいです(笑)。
そして、人生の中で潜在意識に溜め込まれてきた「マイナスのフィルター」が、人を「引き算的思考」に陥らせ、意識や行動がマイナスになってしまうということが説明されています。これを変えていくためには、できることに目を向けていくことが大切なのですが、潜在意識というものは、「同質の情報を集める」という特徴があるので、マイナスの情報が多いと、無理にポジティブな情報を取り入れようとしてもそこにフィルターがかかってしまうというのが、この本の中での説明です。そこで、そのフィルターを外すために(本の中では「自我を休ませる」という表現を使っています)、本書で説明する「1分催眠法」を使うというわけです。
具体的な説明としては、大きく4つのテクニックが説明されています。
その4つとは
- 1点凝視法
- カウントダウン法
- イメージ法
- 条件反射法(アンカリング)
といった方法です。
詳細は、本を読んでもらうとして、個人的に参考になったこととしては、「想像力が催眠法の効果を高める」ということでしょうか。
想像力を高めるトレーニングとして、植物に名前をつけたり、性別を想像したりということが載っていたのですが、それに関係して、ちょっと前に読んだ雑誌の記事の中に「顧客や部下の心中を見抜く共感覚トレーニング」というものが掲載されていました。これは、情報を五感の一つで入力したら、別の五感で出力してみる(例えば、音楽を絵で表現したり、味覚を触覚や音楽で表現してみるなど)というトレーニングです。確かにこのようなトレーニングによって、想像力や表現力は高まりそうです。
その他、人間関係を良くするための方法なども掲載されていました。
全体を通して、「催眠法」という言葉を使っていますが、NLPの考え方を用いた実践的な手法の説明のような感じを受けました。
これまで、NLPの本も何冊か読んでいるので、改めて読んでみて、ビジネスや自分自身のスキルアップのための方法について考えてみたいと思います。
それと、この本に限らないのですが、新しい情報を取り入れたら、実践してみるのが重要なので、忘れないうちにやってみようと思います。
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