成功法則とイメージ力

 大阪から帰還。
 日焼けした腕にシャワーを浴びたら、ヒリヒリする今日この頃。
 帰りの飛行機の中で、先日買ったNLPの本「Magic of NLP―解明されたNLPの魔法」という本を少し読んできた。
 実はこの本、Amazonのカスタマーレビューでは、評価は散々なのだが、個人的には先日購入した「心の動きが手にとるようにわかるNLP理論 」より、興味深く読んでいる。
 で、NLPそのものとは、直接の関係は無いのだが、気になる一節を見つけたので、これまた備忘録的な意味で書いておく。
 「アナログ・コンピュータとデジタル・コンピュータの比喩」というところに書いてあったのだが、アナログ・コミュニケーションは(原初的なだけに)思考・アイディアを表現することが出来ず、それゆえに否定形を表すことが出来ないということが書いてあった。
 巷に溢れている成功本を読んで実践したり、そんなもの読まなくても既に成功している人たちには、ある意味当然の事なのかもしれないが、将来像をイメージ化するということはとても大切なことだと思う。
 上に書いた「否定形を表せない」というのは、例えばスポーツなんかで失敗シーンをイメージして、それについて言語的に「・・・という事態にはならない」といくら否定しても、それは無意識下には届かないということを意味している。
 ここで思い出したが、学生の頃、高校に教育実習(オイラは数学を教えました)で、生徒に「こういう間違いをしやすいから、こういう風にはしないように」と授業をしたら、授業後に担当教諭が「否定形の教え方は、却って間違いを記憶してしまうから…」という指導をしてくれた。
 ベテランの、あるいは優秀な教員は実践的に、そういったことを体感しているのかもしれない。

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