タイミング

 今、オイラはITコーディネータなんてものをやっているが、きっかけは一冊の本だった。
 「ITコンサルタント入門」(ASCII)というその本は、確か、2001年の秋か冬頃に買ったのだったと記憶している。
 出張の帰りに、東京駅で買ったのだが、何故その本を購入したのかは、今となっては覚えていないが、当時、コンサル教育を受けたりしていたのと、それまでシステム開発を主にしていたのだが、営業と一緒にお客様先に商談活動に行ったりすることが多くなってきたのが関係していたのだろうと思う。
 帰りの新幹線の中で、パラパラと読んでいるうちに「これだ!」とピンと来た。
 それでも、しばらくはウダウダと、それらしい受験対策もしていなかったのだが、上司には「ITコーディネータの資格取りたいんで、自分に教育予算を使うなら、ITCのケーススタディに使わせてください」とだけ宣言しておいた。
 元来怠け者のオイラは、それから2003年になるまで、仕事を理由に試験を受けなかったのだが、これではイカンと、2003年春の試験の申し込みが開始されると、取り敢えず願書を出してしまったのだ。
 まあ、別にひでぽんのITC受験記なんて書くつもりは無く、あの時、出張が無かったらとか、仕事が延びて帰りに駅の本屋に寄っていなかったらとか、たまたまその本が無かったらとか、色々な要因で、ITコーディネータは受験していなかったかもしれないのだ。結局、していたかもしれないけど。
 でも、まあ人生の岐路だったことは間違いないだろう。
 筆記試験は、幸いにも合格したので、次はケース研修だったが、タイミング的には7月のケース研修に申し込むことも可能だった。
 しかし、その時も、たまたま仕事がちょっと忙しかったということもあり、12月からの研修なら少し暇になっているはずという予定だったので(実際は大間違いでしたが)、1回見送ることにした。
 結果的には、研修でも非常に良い仲間に巡り合え、今に至っております。
 この時、7月の研修に行っていたら、このブログもSNSもやっていないかもしれないなぁ…、とか思ったりする。
 色んな人と知り合えて良かった、良かった。
 思えば、結婚だってそうなのだ。
 大学生のとき、たまたま、普段行かない道を通ったことが、ウチの奥さんと知り合う間接的な原因となっている。
 どうして、その時その道を通ったのかは、未だに謎だ。
 その時、普段と同じ道を通って家に帰っていたら、もっとブサイクなジャイ子みたいな奥さんをもらう羽目になっていたかもしれない(笑)。
 あ~、良かった。美人の奥さんを貰えて(爆笑)。
 ほーんと、人生の分かれ道ってわかんないもんですね。
 逆に、偶然っていうより、必然の如く、避けても避けても、同じモノや情報が怒涛の如く押し寄せてくるってこともあるんですけどね。
 運命論とかは別に信じていないけど、ホントに自分が必要としているものって、無意識下では分かっているから、普段は何気無く見過ごしているような情報でも、目に飛び込んできちゃうんでしょうね。

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コメント

  1. 老眼のITC より:

    どうもご馳走様でした。朝からお腹いっぱいになりました。

  2. orataki より:

    人間は会うべき人に必ず会っているそうです。これは運命論というか大宇宙観というか、まあ、なにか神の思し召しというヤツがあるのだと思います。最近、歳のせいか、そんな縁をよく感じます。Blogの縁でこうやって会話してるんですから。

  3. はり~ より:

    ジャイ子はともかく、研修は7月の方が良かったかも知れないよ。
    でも、選択してみてはじめて自分にとって意味が出るのだろうし。

  4. ひでぽん より:

    TO:老眼のITCさん
     どういたしまして(笑)
    TO:oratakiさん
     最近、思うんですけど、人でも情報でも、大切だなって思えるモノはある時に一斉に来ているような気がします。
     そういう時期なのか、精神状態がそうなっていて受け入れ態勢が整っているから、やり過ごさないで済んでいるのかはわかりませんけどね。
    TO:はり~
     研修は7月の方が良かったかもしれないけど、そうではないかもしれない。
     結果として12月を選んじゃったんだから、もう後戻りはできないんだけど「嫌な研修だったなぁ」とは思えないから、オイラは良かったと思うよ。