占いは何故当たるか?

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今回も思考実験。
世の中には、様々な占いがある。
星占い、四柱推命、タロット占い、水晶玉、姓名判断、etc…..

占いを大きく分けると「命占」「卜占」「相占」の3つに分けられる。

「命占」っていうのは、星占いに代表されるように、誕生日や誕生地など、生まれたときの情報を使って運命・運勢を占う方法。
「卜占」っていうのは、筮竹とか、トランプ占い、タロット占いのように、何か選んだり、何かの状態変化を見て占う方法です。
「相占」っていうのは、人相や家相のように、何かの状態を見て、吉凶を占う方法です。姓名判断なんかもこれですね。

どの方法でも良いんですが、「どうしてその占いが当たるのか?」っていうことに対しては、なかなか納得の行く説明が無いというのが現実。
まあ、「当たるも八卦当たらぬも八卦」という言葉もありますし、医学で言えば、漢方のように「どうして効果があるのかはわからない」けれども、実際の効果については認められていることなどもあるので、本当に当たるのであれば、理由はどうでも良いのかもしれません。

せっかくなので、ちょっと仮説を立ててみましょう。
よく聞く理由としては、占いは、多くの事例から出した統計学で、統計的に運命や運勢がわかる。というもの。
でも、これについては、ちょっと眉唾です。そういう統計を出すには、人の一生を追っていくような膨大な記録が必要ですし、そんな記録が見つかったという話も聞いたことがない。
強いて言えば、「相」に関しては、人相や体形などが犯罪のプロファイリングなんかでも使われることもあるように、運命・運勢というのではなく、「こういう性格の人が多い」くらいのことは、言えるかもしれません。

では、なぜ当たると言えるのか?(すごい占いは当たるという前提でw)

自分の思い付きでしかないのですが、この世界、この宇宙はホログラムのような性質を持っていて、その一部に全体の情報を持っているという仮説です。
ホログラムって知ってますよね?立体写真のあれです。
ホログラムの面白いところは、その一部を切り取っても全体像が残ります。(小さくなるほど、鮮明度は落ちます)
この世界も、それと同じように、一部に全体の情報を持っているとしたら…?
ホログラムでわかりにくければ、DNAのようなものを考えても良いかもしれません。あれも、体の一つ一つの細胞にあるDNAが体全体の設計図を表しています。
あるいは、フラクタル図形みたいなものを考えてみても良いかもしれません。フラクタル図形は、全体と部分が自己相似になっている図形です。これも一部を見ると、全体を想像することができます。

つまり、個人の運命・運勢が、世界の別の部分に同じように表れてくるので、それを読み取ることによって運命や運勢が判断できるという考え方です。例えば、星占いを考えたとき、星の運行そのものが人の運命に影響を与えるわけではなく、世界全体の動きが、いろいろなところに現れてくるので、それを上手く読み取るとでも言ったら良いでしょうか?
これは「卜占」の場合でも同じです。

ただ、先ほど書いたホログラムのようなものを考えたときに、情報が少ないほど、全体像は鮮明さを失ってくるので、細かい情報はわかっていた方が良い。例えば、星占いで言えば、誕生時刻や生誕地が緯度・経度までわかっている方が、より細かい判断ができるようにです。

先ほど書いたように、どんな占いでも、占う本人、あるいは占ってもらう本人が納得すれば良いのですが、どうしてそういう占いの結果が出るのか?ということについては、一度、じっくり考えてみた方が良いんじゃないかなーって思います。
恐らく、世の中の多くの(殆どの)占いは、それ程、根拠が無いものじゃないかな~って思います。自分に都合の良いことだけ受け入れて、精神的に楽になるのも良し。結果に一喜一憂するのも個人の自由です。
ただ、インチキ占いで、人を騙すのはやめておいた方が良いですね。

私はコンサルタントをしているのですが、個人的には、占いの方法論を使ってビジネスにも応用可能だと思ってます(占いで会社の方向性を決めるとか、そういう怪しげなものじゃなくてねw)。
そのあたりも、機会を見つけて書いていこうかなと思ってます。

タロット占い

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