ライフ・ヴァンパイアとは何か?

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「ライフ・ヴァンパイア」(Life Vampire)という言葉を聞いたことがある人はいらっしゃるでしょうか?
ヴァンパイアという名前の通り、他人の人生(Life)からエネルギーを奪い、奪われた人たちもまたヴァンパイアになってしまうモンスターです。
彼らは、人の心の闇に棲み、いつも人のエネルギーを狙っています。
ヴァンパイアは、獲物となる人達を惹きつけるため、美しい容姿や非常に魅力的な外見を持つことも多く、心地良い言葉を囁きます。
一見、普通の人間のように見えますが、その毒牙にかかっていない人が見れば、すぐに人間とは全く違う思考を持っていることに気づくでしょう。ところが、やっかいなことに、一度、彼らの仲間に取り込まれてしまうと、そのような判断力すら失っていってしまいます。

残念なことに、ヴァンパイアの毒牙にかかってしまった人たちは、エネルギーを奪われていること自体が心地良いのです。
死の間際には、脳からドーパミンやβエンドルフィンと呼ばれる脳内麻薬物質が大量に分泌され、得も言われぬ快感を感じると言われていますが、まさにそれと同じ状況。言い換えれば、とてつもない多幸感に包まれた夢の中にいる状況です。
辛い現実から目を背け、幸せな夢の中で一生を終えたいという人たちは、自分で責任が取れる範囲の中で、夢を見ていても良いでしょう。
一方、そうではなく、偽物の人生ではなく、真の自分の人生を送りたいと思っている人たちは、早く夢から醒め、自分の人生とは何なのかについて考えるべきです。
自分の人生を考えるということは、周りの人々のこと、世界のこと、宇宙のことを考えることにつながっていきます。

ヴァンパイアは囁きます。

「そのままのあなたで良いんだよ」
「人に迷惑をかけたって良いんだよ」

せっかく覚醒めようとしているあなたを、元の闇の中に引き戻そうとします。
覚醒められてしまったら、もはやその人からはエネルギーを奪うことができないからです。

ヴァンパイアは微力ですが、強力です。
ほんの小さな囁きで、次から次へと獲物を増やし、下僕を増やしていきます。
なぜそんなことができるのでしょうか?
それは、あなたの心の中の急所を正確に突いてくるからです。
あたかも、ドラクエで出てくる毒針のように、ひとつひとつのダメージは、全く小さいものでありながら、急所に刺さると、一撃で相手を倒してしまいます。

ヴァンパイアに倒されないようにするには、隙を見せないこと。そして基礎体力をつけておくことです。
心の隙は、弱っているときに出てきます。また、利己的な心に支配されたときには、心のあちこちに隙間ができてきます。

あなたは、夢心地の中、ヴァンパイアに自分のエネルギーを与えていきますか?それとも、自分のエネルギーは、この世界で、自分の使命を果たすために使おうと思いますか?

この後は、ライフ・ヴァンパイアにはどのような種類がいるのか、少しずつ説明していきます。

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ヴァンパイア

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