人生はエスカレータ

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人生は下りのエスカレータを駆け上がるようなものだと思います。
人によってエスカレータが動く速度も、自分が駆け上がる速さも違いますが、立ち止まっていたら下へと下がっていってしまうのは同じです。

エスカレータには、ところどころに踊り場があるので、そこまで登りきってしまえば一休みできますし、更に上を目指すときに疲れて下がっていってしまったとしても踊り場より下に落ちていってしまう心配もグッと少なくなります。

自分自身の体力がつけば駆け上がっていく速度も上がっていくでしょう。

エスカレータで喩えてみましたが、物理的に言っても、エントロピーは増大していきますし、エネルギーは高い方から低い方へと流れていくのです。

自分自身の状態を整えたり、高めたりするためには必ずエネルギーが必要です。
それを自分の中から絞り出すか、外部に依存するのかは、その人に拠るのでわかりませんが、世の中が等価交換で成り立っているのであれば、外部の力に頼るのであれば、自分自身もその相手に何かを引き渡しているということであり、それは何かを考えておく必要はあるのかなと思います。
お金なのか、労力なのか、情報なのか、あるいは自由意志なのか人生そのものなのか…。

僕はジョン・スチュアート・ミルが言ったように

「満足な豚であるより、不満足な人間である方が良い。それと同じように、
満足な愚者であるより、不満足なソクラテスである方が良い。」

と思いますが、満足な豚である方が良いという人も必ずいるでしょう。

他人の人生は変えられませんので、どのような人生を送るかはその人の自由です。
(他の人に迷惑をかけなければという条件はつきますが)

自分は、ただ生きるよりは善く生きたいという思いはあります。
刹那主義に陥り、周りを見る余裕もなければ、エスカレータが下がって行っていることにすら気づかないでしょうが、ほんの少しだけでも周りを見渡してみると、怠惰であること自体が怖いことだと気づくように思います。

人は学び、成長し、進化していく存在だということに、多くの人が気づいてくれると良いなぁと思います。

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転げ落ちる

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