波動の話

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スピリチュアルな人たちがよく使う言葉に「波動」がある。

この波動という言葉と、量子力学で出てくる波動方程式という言葉が妙にマッチするのか、「引き寄せの法則は、量子力学でも証明されている」みたいなことを平気で言い出す人たちが結構いる(もちろん、証明されていません(笑))。

さて、量子力学では、粒子(物質)が波の性質を持つということが言われていて、ド・ブロイ波と呼ばれている。ド・ブロイ波の波長は、物質の運動量の関数として記述することができ、その関数に当てはめれば、人間の波長も計算することはできるが、我々が通常生活する世界では、無視できるような波長になる(ミクロの世界と比較して、運動量が非常に大きいため)。

そういうことを考えても、別に無理して自分たちの言っている「波動」を量子力学に絡めなくても良いのではないかと思うのだが、意外と権威主義的なんでしょうか?(笑)

スピリチュアル好きな人たちが言っている「波動」というのは、むしろ風水とか気功などでよく聞く言葉である「氣」に近いのではないかという気がする。

例えば、体調や気分によって波動の状態が変わるなどというのは、まさにこの氣と同様だろう(と、思う)。

波動≒氣 という風に考えると、瞑想によって氣(≒波動)を整えたり、仙道の大周天・小周天の修行、アーユルヴェーダでのドーシャ(体質、あるいは生命エネルギーのようなもの)における「ヴァータ(VATA / 風)」 「ピッタ(PITTA / 火)」「カパ(KAPPHA / 土)」のバランス、チベット医学での「ルン(風)」「ティーパ(熱 / 火)」「ペーケン(粘液 / 地と水)」なども大いに関係してくるのかもしれません。

ところで、波動≒氣のようなものと考えたほうが良いのではないか…と、書いて、舌の根も乾かぬうちにですが(笑)、実は、波動と考えたほうが(物理的には)よりすっきりとする部分もあるのではないかとも思っています。

上に、アーユルヴェーダについて書きましたが、インドのヴェーダ哲学の中のひとつジョーティシュ(占星術)では、運勢を好転させる方法についてもいくつか提示されていて、

  1. 真言(マントラ)を唱える
  2. 技法(タントラ)を行う
    印を結んだり、アーサナ(ヨガのポーズ)をしたりする
  3. 護符(ヤントラ)を持つ
  4. 薬草(アウシャダ)を取る
  5. 宝石(ラトナ)を身につける
  6. 祈祷(ヤギャ)を受ける

となっています。

それぞれ、意味はありますが、「宝石を身につける」ということと「ヤギャを受ける」ということについて考えてみましょう。

ヴェーダでは、宝石(鉱物結晶)は、固有の振動数を持つと考えられます。
波の重なりを考えてもらうとわかると思いますが、同じ波長で位相が逆転している波を重ね合わせると波が消えたり、逆に位相が同じだと、波が強くなったりします。また、別の波長の波を重ねればうなりを生じ、別の波長の波が生まれたりもします。
ラトナを身につける、あるいはヤギャを受けることによって、個人の体調・運勢などの波に影響を与えようという考えです。

ヤギャは、専門家がヴェーダのマントラを読み上げるのですが、これも上と同様の考えです。

実は、このヤギャと神道の祝詞(のりと)は、同様の効果があるのではないかと思っています。

ヴェーダで波動ということを考え出すと、ラーガ(インド古典音楽の音楽理論に現れる旋法)との関係など、実はかなり奥が深いです。

などと、ここでは宝石とか書きましたが、スピ系の人たちは、パワーストーンも好きですよね(笑)。
好きで購入したりするのは全然良いと思いますが、パワーストーンとしての効果を期待してというのであれば、なんちゃってじゃない専門家に相談するのが良いような気はします。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学・思想情報へ
にほんブログ村

波動

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする