魂の数

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世の中には、生まれ変わりを信じている人がたくさんいる。

生まれ変わりについて謳っている宗教もたくさんあるし、研究している人もたくさんいるようだ。
また、自分には前世の記憶があるという人も結構いたりする。スピ系のブログなんかには、そんな人がいっぱい見つかるし、以前、自分が主催していたコミュニティにも、そんな人がいた。

でも、個人的には、割とどっちでも良い。
前世の記憶なんか自分には無いし、もし、何かのきっかけで、思い出したとしても、その後、何かが変わるとは、あまり思えないから(その時になってみないとわかんないけど)。

今の自分にとっては、「今」が大切だし、「未来」はもっと大切だから。
そういう意味で、自分自身の「今生」の過去ですら、(経験や学びにはすべきだけれども)憶えてもいない過去生なんか、あまり興味は無い。どんな人生だったとしても、これからやらなければならないこと、学ばなければならないことに違いは無いと思えるから。

ところで、ここからは単なる思考実験、思考の遊び。

生まれ変わりっていうものがあるとして、生まれ変わる前(前世)の自分っていうのは、今の自分たちが認識できる過去の時代を生きていたのか?(江戸時代とか)

もし、魂とか霊魂とか、そういったものが時間も空間も超越したものであるなら、生まれ変わる前は、未来だったということもあるのではないか?
今、自分たちが認識できる意識というものが、思考を伴い「時間」に縛られるものではなく、純粋なエネルギー体、あるいは存在そのものであるのならば、生まれ変わりといっても、時空間の中での、単なる表現の異なる存在の一部であるのかもしれない…。

一つの魂が、過去・現在・未来を縦横無尽に行き交い、今の自分が生まれ変わり、今のあなたとして生きているのかもしれません。

人類皆兄弟どころか、全ての人類・全ての生命は、同一の魂を持ち、それは、今の時代を共に生きている者たちだけではなく、宇宙の始まりから終わりまで、たった一つの存在が、あらゆる経験を積み、合一へと向かっているのかもしれません。

個人的には、転生を信じている人たちの多くが、時間の流れという、閉じた世界から抜け出せないのが不思議です。
未来からの転生は、パラドックスを生み出すからなんでしょうかね?
それとも、世の中の予知能力者は、未来からの生まれ変わりなんでしょうか?

魂

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