スピリチュアル・ヴァンパイア

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まずは「スピリチュアル・ヴァンパイア」です。
最近は特にたくさん見かけるようになりました。

最近、流行りの「引き寄せの法則」を始めとして、チャネリングやソウルメイト、輪廻転生、カルマ、占い、天使、龍、超能力、潜在能力、魂、オーラ、ヒーリング、パワーストーン、etc…..。
さまざまなキーワードが出てきますが、一言でいうと「見えない世界を取り扱う分野」と言って良いかと思います。

これらの分野に興味を持っている人は、昔からいました。ただ、昔はその中から新興宗教・カルトへと走る人たちが一定の割合でいたのに対し、20世紀末に、ある宗教団体が事件を起こしたのをきっかけに、新興宗教に対する世間の目が厳しくなり、一般の人達にも「宗教は怖い」という意識が出てきてしまったことで、最近では「スピリチュアル」という、より柔らかい表現で同様のことに興味を持つ人たち、あるいは後から説明する心理カウンセリング系、自己啓発セミナー系へと流れていくようになりました。しかし、その根底には同じ意識が流れています。
その意識は何かといえば、「何かに依存したい」という心であり、ヴァンパイアたちは、その依存心を利用して、エネルギーを吸い取っていきます。

多くの場合、ヴァンパイアたちは、ビジネスという形を取り、お金を搾取していきますが、実は、問題は「お金」という目に見えるものだけではありません。人の持つ自由意志という最も重要な財産を奪い取って行っています。

特にここ最近の「引き寄せの法則」ブームは異常であり、「心の隙」に入り込もうとする輩が後を絶ちません。
もちろん、その中には悪気がなく、本当に相手のことを思って伝えているという人もいるでしょう。しかし、残念なことに、世の中の殆どのスピリチュアル・ヴァンパイアは、ビジネスとして、あるいは自分自身が周りからエネルギーを奪い取るためだけにスピリチュアルネタを語っているのが現実です。だからこそ、本当は幸せになるためにいろいろなことを学び、試し、時間とお金を費やしているのにもかかわらず、ヴァンパイアにエネルギーを奪われている人たちは、人生が辛くなり、ますますスピリチュアル・ヴァンパイアにのめり込んでいき、奪われたエネルギーを補うために、自分自身が獲物を探し出すという負の連鎖を生み出しているのです。

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