敗者の言い訳

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心屋くんは、誰かから助言を受けるのが本当に嫌いらしい(笑)。

先日の「やってみんと分からんもん」という記事のあと、またこんな記事を書いていた。

★電子レンジに生卵を入れてチンしたら爆発した

失敗に対する忠告を 「後出しジャンケン」 と言っているが、まあそれは良いでしょう。勝手に思っていて下さい。

気になったのは以下の部分。

「影響力のあるあなたがこんな遭難の例をだして「失敗しよう」とか、そう言うことをすることで
真似するひとが出てきて迷惑です。反省してください。」

じゃーいますぐ世界的な影響力のある北野武監督に言って、映画から暴力シーンや犯罪シーンを無くさないとね。

現実に自分で起こしたこととフィクションの世界を同列に並べて語るという愚かしさ。
発想があまりにも子供じみていて、見ているこっちが恥ずかしくなるレベル。

まあ、現実と空想の区別がつかない人は一定数いて、だからこそ「龍が」とか「天使が」とか恥ずかしげもなく言い出すのだろう。
子供の頃は、現実と空想の境界が曖昧だが、成長するに従ってきちんと区別できるようになり、フィクションはフィクションとして楽しめるようになる。
よりクリエイティブな人は、自ら漫画や小説を書いたり、心屋くんが例に出したように映画を撮ったりするが、作る側もそれを楽しむ側も、あくまでもフィクションとして楽しんでいる。当然のこと。それを自分の言い訳のために北野監督の作品の否定に繋げるとは…(笑)。

心屋さん、感情に振り回されても問題解決になりません」という記事の中でも紹介したが、彼は以前は自分の言い訳のために、イチローの打率を引き合いに出しているが、今回も本当に彼の頭の悪さを際立出せている発言に見える。
(もっとも、このような発言は彼だけではなく、ビデオゲームや映画の暴力シーンを否定する際に少なからず出てくる論調ではある)

超忙しくて(年度末進行なので今もですが)、暫くブログから遠ざかっていました。 twitterは、定期的に覗いているのですが、この前、黒猫ド...

藤子不二雄Fの描いた「エスパー魔美」という漫画があるのだが、その中に「リアリズム殺人事件」という話がある。

詳細は作品を読んでみていただきたいのだが、簡単に紹介すると、ある映画監督が芥川龍之介の「地獄変」を映画化する際に、リアリティを追求するあまり、女優を実際に焼き殺そうとする話。

漫画の最後には、主人公の魔美と彼女のパパ(←画家さんです)とのやり取りがこんな感じで終わります。

魔美「ねえパパ、もしも…、たとえば、ジャンヌ・ダルクの火刑を描くとしたら…、モデルに火をつけてみたほうが、いい絵をかけると思う?」

パパ「なにをバカなことを!!モデルは素材にすぎん。それからイマジネーションをふくらませていくのが、画家のしごとじゃないか!!」

「エスパー魔美」って子供向けの漫画なんですけどね。
要するに、心屋くんは子供でも理解できるようなことが、この歳になっても理解できていないということなんでしょう…。

さて、続き。

心屋くんは、北野監督の例を出した後、延々と失敗とそれに対する助言、批判について語り、それを「後出しジャンケン」と言っています。

失敗に対して

「なんでそんなことしたの?!」

って聞かれても

「そうしようと思った」か
「何も考えてなかった」か
「大丈夫と思ってた」か

ぐらいしか答えはないから

と書き、「失敗じゃ済まされない」という言葉に対して「結果を変えられるの?」と言い放つ。

…アホですね。ガキですね。

結果は変えられない。当たり前。
失敗じゃ済まされない、取り返しのつかないことがあるから気をつけろと言われているのに、コミュ力と理解力が無いんでしょうか?
学習っていうことを知らないんですね。だから同じことを何度もする。

そんな彼に、10数年前に話題になったドラゴン桜のワンシーンを贈りましょう。

登場人物は受験生の矢島と数学教師の柳先生。
ある日の練習問題で、矢島はケアレスミスをするのですが、それについて深く考えないことを柳先生にこっぴどく叱られ、ふてくされて授業を放棄してしまいます。

ドラゴン桜その1

ドラゴン桜その2

ドラゴン桜その3

ドラゴン桜その4

帰宅しようとしているところで主人公の桜木弁護士に会い、彼にも計算ミスの理由を尋ねられますが、矢島は「うっかりミスをどう説明しろっていうんだよ」と答えます。
つまり、心屋くんは、この高校生レベルの浅い考えしか持っていないということです(笑)。

ドラゴン桜その5

更には家でも、彼の家庭教師に諭されます。
「自分を正当化するための必死の弁解…それを世間では言い訳って言うのよ」

「勇介君、そういう言い訳のこと」
「敗者の言い訳って言うの」

「自分の身を守ることだけ考えて問題に立ち向かうことから逃げてる…」

ドラゴン桜その6

ドラゴン桜その7

ドラゴン桜その8
あれ?どこかで見たような(笑)

まあ、彼が死ぬまで言い訳しながら夢の中で生きていようと、僕にはあまり関係は無いですが、このレベルの人に影響を受けている人が少なからずいるというのは、日本の教育の問題を感じますね。

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敗者

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